「人福祉現場に獣医師を」と謳い、福祉現場での動物問題解決に向けて動くこの活動は、NPOや社団法人向きです。
でも私はあえて営利企業としての成功に挑戦しています。
理由はずばり、寄付金や助成金頼りは持続可能な活動にならないからです。
目的がブレる
寄付金を集めるための発信で1番強いのは動物可哀想、動物を救う!の類のものです。
それでは当院の主張とかけ離れてしまいます。
動物が可哀想だから動物を助けるために寄付をする!という人からいただいた寄付金を、人の健康福祉のために使うことはできませんので、当院の活動とは相反してしまいます。
動物救護!と謳ったほうが明らかに寄付金は集まりやすいので、その情報発信に拍車がかかります。
そしてどんどん当院の主張と乖離していくことになります。
国や県が出してくれている様々な補助金制度もあります。
うまく活用すべきですが、これに頼っている状態では危険だと考えています。そのうち回らなくなるのが目に見えています。
補助金、助成金をもらうのがだめなわけではないですよ。安定した活動にするためにはそれだけに頼っていてはだめということです。
自前で利益を生むことが持続可能な活動に必要不可欠です。
持続可能性の重要性はこちら
サービスの質の担保
もうひとつ理由がサービスの質の担保です。
NPOや社団法人のスタッフは有償または無償のボランティアもしくはそれ一本で生計を立てられるほどの給与がない状態であることが多いです。特に動物界隈では。
それだと、プロ意識に欠けます。
私が目指している世界線をつくるためには、がっつり質の高いサービスを提供するプロである必要があります。
でないと人と動物の福祉を向上させるという無理難題の達成は難しいです。
ボランティアだから〜なんて逃げ道は断つべきという気持ちでいます。
営利企業とは
営利企業は社会貢献をしていないかと言われると、そうではありません。
社会貢献をして、経済にも貢献する営利企業は少なくありません。
そういう意味では営利目的企業だから、金儲けでしょ?イメージは間違っていると言えます。
少しでもそういうイメージを持っていたら、まずはその考えを改めてほしいです。
ヤヴァイNPOもあり、社会貢献度の高い営利企業もあるということです。
営利企業というだけで金儲けとイメージして、聞こえの良い文句を謳うNPOに寄付している人も多いでしょう。
私は営利企業として、稼げる新しい部門を開拓することを夢見ています。
臨床獣医師、公務員獣医師と並んで人福祉獣医師。
後輩たちが獣医師の活躍の場のひとつとしてイメージしてもらえるような業態を作りたいです。
顧客は誰?
どこがお金誰払ってくれるのか?
人は自分にメリットがあるからお金を払います。自分にメリットがあると考えて、お金を払う人が顧客です。
当院は福祉関係者、福祉関係部署に顧客になってもらいたいと考えています。
人福祉現場に獣医師がいるメリットについてはこちらのページにまとめてあります。
ただ、現実問題かなり厳しいのはみなさんの予想通りです。営業の日々です。
福祉事業所からの相談お待ちしています。
同時にスポンサーを探しています。当院の活動に賛同し、本気で福祉現場がよくなると思うことができた先進的思考をお持ちの福祉関連企業さんや、結果的に動物界隈もよくなるとイメージできた解像度が高く視野の広い動物関連企業の方、是非お声掛けください。
スポンサー募るならNPOでもよくない?という突っ込みは、受け付けますw
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