永年預かり制度とは

正式譲渡と同様に、あなたのペットとして飼うことになります。

正式な所有権は当院に置いておくため、やむを得ない理由で飼育継続困難となった場合そのペットを当院に返還することができます。

こんな方に向いています

年齢を理由に譲渡を拒まれた方

「動物保護活動に貢献したいから保護団体からの譲渡を希望したけど、年齢を理由に断られてしまった」という経験はありませんか?

一般的に譲渡を断られてしまう年齢でも、そのほとんどの方が健康でペット飼育に最適な年齢だと当院は考えています。保護活動に貢献したいという気持ちを無駄にしたくないということから始めた制度です。

いまいち飼いきれる自信のない方

年齢だけでなく、ペット飼育自体に関する知識やご自身の状況等により最後まで飼いきれるか心配な方。

初期ケアは動物お渡しまでの間に当院で実施済みで、保護動物のため(特に成犬成猫は)性格等もわかっている子を選べます。もちろん、その後の飼育相談もいつでも可能です。

預かった子を自分の子にしたい方

当院からの依頼で一時預かり中の子をどうしても自分の子にしたくなってしまった場合、里親募集を終了し飼い主になることが可能です。ただし、当院の正式譲渡は60歳未満とさせていただいているため、60歳以上の方は永年預かり制度の適用となります。

+αのメリット

永年預かりをしていただいたあなたが災害に被災した場合、当院のボランティアネットワークを利用することができます。つまり、あなたのペットを他の登録ボランティアさんに一時的に預かってもらえる可能性があります。保護動物を救うだけでなく、自分のペットを守ることもできるのです。

ご利用条件

  1. 完全室内飼育ができること
  2. 飼育費用を負担すること
  3. 一時預かりボランティア登録

完全室内飼育

動物を外に出さないことが必須条件です(犬の散歩時を除く)。犬以外の動物に首輪等をつけて散歩することもNGです。うっかり出てしまう可能性の高い家の構造やご家族の状況である場合、お断りすることがあります。

飼育費用負担

永年預かり制度は、実質正式な譲渡と変わりありません。そのためその子に係るすべての費用をご負担いただきます。

一時預かりボランティア登録

永年預かり制度を利用して飼育している動物のほかに、当院から預かり依頼をさせていただく場合があります。ただし、預かることができる状況でなければ断ることも可能です。

詳しくは一時預かりボランティア制度についてをご覧ください。

その他の制度

60歳未満の方は永年預かり制度ではなく、正式譲渡も可能です。保護動物の里親が見つかるまで預かる一時預かりボランティアも募集しています。

詳細はこちらからご確認ください。

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